伯母が我が家を助けてくれました。

滞納分を振り込んだ後、
体中の力が一気に抜けていったのを覚えています。

ほっと胸を撫でおろすなどといった表現では、
甘い気がします。

実は、
督促があった時、
僕と両親は、
住宅ローン回収会社の事務所に訪れていました。

親子３人で、
頭を下げに行きました。

「もうすこし待っていただけませんか？」

「申し訳ございませんでした。」

「競売だけはなんとかなりませんか？」

「これから少しでも追いつけるように、
　必死で返済していきますので、
　なんとか待っていただけませんか･･･？」

精魂込めて、
お願いに上がりました。

伯母に助けてもらわなければ、
どうにもならなかったのは事実です。

しかし、
僕たち家族の、
こういった誠意みたいなものが、
住宅ローン回収会社の人にも、
伝わったのではないかと、
少しだけ思っています。

僕たち家族の熱意が伝わったからこそ、
助けてもらえたような気がします。

家が競売にかけられる一歩手前でした。

今回はこのへんにしておきます。



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