2005年6月、
義父から、
お金を借りてやろうかと、
提案をもらいました。

良い関係の両家に、
お金の問題を持ち込むなんて、
まっぴらごめんでした。

そんな提案を、
受け入れられるはずはありませんでした。

僕はお断りしようと考えていました。

しかし、
冷静に考えました。

このままやっていって、
借金は減っていくのか･･･？

答えはNoです。

妻と結婚する時、
妻の両親にも幸せな家庭を築くと約束しました。

義父が、
実の娘を助けようと、
提案してくれている･･･。

そんな義父の提案を、
僕が断る権利なんてあるのでしょうか･･･。

義父は、
娘と、
その嫁ぎ先の家を、
まとめて助けてくれようとしているのに･･･。

提案を断るならば、
娘と離婚してくれと言われても仕方がないぐらいだと、
僕は思っていました。

義父は僕のことを、
実の息子のように接してくれます。

一緒にお酒も飲みます。

そういった関係が、
たかがお金のことで、
一気に崩れてしまいそうな気がしてなりませんでした。

両親と、
妻と、
悩んで、
悩んで、
悩みぬきました。

たかがお金のことです･･･。

しかし我が家は、
そのお金のことで、
困り果て、
どうにもならない状況に追い込まれていました。

悩みぬいた結果、
義父にお願いすることにしました。

情けなかったです。

これをきっかけに、
我が家を再建することを誓い、
義父にお願いしました。

今回はこのへんにしておきます。



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次回、
＜マチ金との戦い〈後〉９＞
へ続きます。