2007年夏です。

暑い夏でした。

僕と妻と二人の子どもが住んでいたハイツを、
出なければならないことになりました。

家主さんの都合上、
ハイツを取り壊し、
新たにマンションを建築するということでした。

良心的な家主さんだったので、
契約時の敷金が全額返還されました。

僕たち夫婦は、
できるだけ家賃や敷金が安くて、
住みやすい新住居を探しまわりましたが、
それでも、
引越しに必要な諸費用は負担せざるを得ませんでした。

妹に借金をさせてまでして、
マチ金屋さんからの借金を完済させ、
やっと少しは楽になろうかという矢先でした。

マチ金屋さんのような怖ろしいところからは、
二度と借金はできません。

サラ金屋さん数社への返済も続けなければなりません。

我が家はまたしても、
両親が住む家の、
住宅ローンの支払いが遅れ始めることになったのでした。

今回はこのへんにしておきます。



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次回、
＜住宅ローン危機〈後〉２＞
へ続きます。