結婚して１年後の2002年頃だったでしょうか。

僕と父が内装職人として稼ぎ、
妻が薬剤師のパートで稼ぎ、
妹がケーキ職人として稼ぎ･･･。

借金大抱えの我が家は、
借りては返し、
返しては借り、
の繰り返しではありましたが、
なんとかやりくりやりくりで、
大変なことにはならずに、
日々を過ごすことができていました。

やりくりの相手は、
主に、
２社のマチ金屋さんでした。

それに加え、
カード・サラ金など十数社とも、
付き合っていました。

借金の元金は、
全く減ってはいませんでしたが、
なんとか生活を回していく力が、
ようやく僕たちにも、
ついてきたように感じてきました。

しかし･･･。

しかし、
それは全くの勘違いでした･･･。

マチ金屋さん・サラ金屋さんへの返済を、
やりくりの中心としていた我が家。

そんな我が家に、
大変な危機が訪れたのでした。

両親と妹が住む家は、
僕の実家でもあります。

その家の、
住宅ローンを滞納していたのですが･･･。

ついに督促があったのです･･･。

その滞納額はなんと･･･。

なんと･･･。

600万円を超えていました･･･。

愕然としました。

期限までに滞納額を支払わなければ、
家を競売にかけるというのです。

マチ金屋さん・サラ金屋さんで精一杯だったので、
住宅ローンは後回しという生活を、
ずっと続けていたのでした。

そんな生活の中での、
突然の督促でした。

もう絶望という以外に、
言葉は見つかりませんでした。

今回はこのへんにしておきます。



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次回、
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へ続きます。